ryufree’s diary

どうもこんにちは。法政大学在学中のryuです。最近は将来の夢がなかなかきまらないのが悩みです。僕の毎日の活動記録などを書いていきます。よろしくお願いします。

「大学生が多すぎる」はホントか?

いまや4年生大学への進学率は50.9パーセント、短大への進学率は5.9パーセントにものぼるらしいです。ちなみに4年制大学への進学率は1990年の約25パーセントから20年間で倍増した。

 

では大学生が多すぎるということはホントのことなのか。

まず最近なぜ大卒者のほうが就職において大事なのかを考えたい。

原因の1つにコンピュータやインターネットの職場への普及があるといわれている。

これらの道具が情報収集と情報処理にかかる時間を飛躍的に縮小させた。

そのため手元の情報をどう組みあわせ、調理をするかという知的な作業の重要性が増したのである。

例えば今の時代は何かのデータをとろうとするときにwebページからダウンロードすれば一瞬で終わるが、インターネットがない時代は、図書館にいって、紙製のカード目録を調べて、統計報告書のありかたを探し、数字を写して方眼紙に手書きで線を引いて、グラフを作る必要があった。参考にする論文は全部コピーをとらないといけないし、原稿だって手書きで原稿用紙を埋めなければならない。しかしインターネットとコンピュータの普及によって、これらの時間は激減した。その分だけ、文章のアイデアを練ることに時間を使えることになったのだ。つまり高卒労働者が行うような単純作業が大幅に減ったということだ。知的能力の高い人と低い人の生産性の格差が拡大したといえる。

そして、その知的能力を鍛える場所の1つが大学なのである。

加えて国際的な商品の取引にかかる費用が下がることによって、国際分業が進展している。結果として製品の設計やマーケティングは先進国で行って、実際の生産は発展途上国で行うといった工程間分業がさかんとなり製造現場の海外移転が進行している。実際に製造業に従事する労働者は1992年10月の1603万人をピークとして2012年6月には1050万人まで減少している。特に大企業の生産現場は優秀な高卒労働者にとって高賃金と安定を得られる有力な就職先だったので、高卒労働者にとっては打撃が大きい。

また就職活動の際にすべての人の能力を隅々まではかったり、すべての人を面接することは難しい。このような理由からも大卒切符は大事なのである。

 

まとめ

情報通信技術の進歩と国際分業の進展によって、大卒労働者への需要を引き続き増加させている。このような理由から「大学生が多すぎる」ということはホントとは言い切れない。